LOVE School LifeⅡ【完結】
2.秋人の気持ちと私の気持ちと
「俺が頼んだ。…愛ちゃんならって思った。
好きになってもならなくても、愛ちゃんなら後腐れなく友達に戻れると思った」
初めて知る、秋人が私を選んだ理由。
そして、期間限定のワケ。
「あまり俺の周りにいるタイプじゃなかったし、ハッキリとしてる愛ちゃんはとっても魅力的だった。
ほら、女友達っての少ないからさ。
寄って来る子とは大体一夜を共にしてしまうし」
さらっと何を言ってるんだ、この男は。
何で、好きなんだ、私は。
本当にわかんない。
ああ、もうズキズキと胸が痛い。
「そういう関係に憧れに近い物を抱いてたから。
…嬉しかった。俺に何もするなって言ってくれて。
でもさ、俺。
俺のエゴの所為で愛ちゃんをたくさん傷付けちゃった」
ほら、もう。
痛い、痛い痛い痛い。