LOVE School LifeⅡ【完結】
何それ、私がどんな気持ちでいたと思ってるの。
「愛ちゃんが怒ってから、もう話せないかもって思ったら悲しかった。
何度考えても、愛ちゃんが俺を許してくれるなんて事なさそうでさ。
あー、もうどうでもいっかあとか思っちゃってて。
女遊び再開するとこだった」
「はあ!?」
こ、いつは。
また何を言ってるんだ。
私は秋人のシャツをぎゅうっと掴むと、しっかりと言った。
「忘れる為に誰かを利用するのはやめる事」
「……はい」
「それに、好きでもない子にキスしたりしない事」
「それは無理かも」
「はあ!?」
思わず声が大きくなる。
秋人が肩を揺らしながら、クスクスと笑いながら話す。
「だって、今俺愛ちゃんにキスしたいもん」
「したら、殴る」
「殴られるだけで済むの?ならするけど」
「ちょっ、バカじゃないの!?」
秋人は私の肩をがしっと掴み、ニヤっと口角を上げて妖艶な笑みを見せた。
さーっと血の気が引いて行く。
嘘でしょ。しないでしょ?
さっき、結城に言われて一応頷いてたよね?
約束は守りましょうね?