LOVE School LifeⅡ【完結】
「上履き、俺が買うから」
「え。いらないし」
もちろん、即答する私。
だって、これは“秋人の所為”ではないんだから。
「だって、俺と別れたからじゃないの?」
「違うよ。だって、犯人誰だかわかってないんだよ?」
「それなら尚更、俺を好きな子がやったんじゃない?」
「例えそうだとしても、その子と私の問題で秋人には関係ない」
「……」
わざと、強めの言い方をした。
ここまで言わないと、秋人が引かないのを私は知ってる。
好きな人、なのだから少しは関係あるんだろうけど。
でも、秋人は自分が傷付いてでも助けようとするから。
だからこれで引くと思ってた私は、帰ろうと言葉を続けようとした。
それは秋人に遮られたけど。
「関係はある」
「……」