LOVE School LifeⅡ【完結】
「俺が愛ちゃんを大事に想ってるから。
愛ちゃんが関係ないって言っても、関係ある。
愛ちゃんが傷付くのは嫌だ。
悲しむ顔は……もう、見たくない」
「……何言ってるの」
嫌がらせなんて、大した事ないのに。
実際、そこまで気にしてないんだ、私は。
だって、相手の事知らないし、これをやられたのが聡子なら大ダメージだけどさ。
違うんだよ?見ず知らずのヤツにされたって、痛くも痒くもないよ。
前に悪口書かれた時も、真っ直ぐに悪意をぶつけられたのが初めてで驚いただけだし。
「俺は愛ちゃんがこんな目に遭ってるのは嫌だ。
愛ちゃんには笑ってて欲しい」
「……まじで勝手」
「知ってるって。でも、さっき散々俺の我儘は発揮したでしょ?」
「うん、聞いた」
「じゃあ、折れてくれる?」
「……」
はあ、ここまで来たら頷かない限り秋人は引かない。