LOVE School LifeⅡ【完結】
「愛ちん」
「……ラブ」
なるべく私は笑顔を作って、
「仲直りしたっ」
そう言った。
「仲直り?じゃあ、元サヤ?」
「いや、そうじゃなくて」
本間、すぐにそっちに結び付けないでくれ。
うそーとかケラケラ笑った本間の隣にいる結城は、こっちを見ずに口を尖らせている。
……何?何スイッチが入った?
どうしたわけ?
「遅くない?」
結城のぼそっと放った一言。
「は?」
ぽかんとする私と本間。
「何で戻って来るのこんな遅いの。
ちゅーしたんでしょ、ちゅー。しないって約束したのに」
「はあっ!?結城やめてくれる!?」
「だって、あっきー間があったもん」
「いや、だから……」
私も秋人の思考は全く以て理解不能だけど!
結城の思考もわかりません!