LOVE School LifeⅡ【完結】
「つか、結城には関係ないでしょっ」
「……した、んだ…」
キスしてるって肯定してないじゃんか!
何で勝手にネガティヴに捉えるんだよ!
お前、いつもウザいぐらいのポジティヴシンキングじゃないか。
また反論しようと、口を開きかけた時だった。
「じゃあ、弄んだだけじゃん」
そう、鋭い声が響く。
一瞬何を言われてるか、わからなかった。
「え?」
思わず、その声がした方を向く。
だけど、誰が発したかわからない。
そして、クラスにいる他の女の子達から、敵意剥き出しの視線がグサグサと私に突き刺さった。