LOVE School LifeⅡ【完結】
「本当に。秋人と付き合って、更には振るとかどんだけだよ」
「何様って感じ」
「男子にチヤホヤされて調子乗ってるよねえ」
ケラケラと笑う女の子達。
次々に私に遠慮のない言葉のナイフが降って来る。
ぐっと、口を噤んで俯く。
調子なんか乗ってない。
私が話しかけても無視したじゃないか。
結城と本間はそんな私が放っておけなかっただけだし。
どう、言い返そうか考えていると。
その言葉に切れた人物がいた。
それは結城でも本間でもなくて。
「はあ?お前、愛の何わかってんの?」
「秋人が選んだの納得したけど?」
「つか、お前じゃ無理」
――――――――有紗に由紀に翔子だった。