LOVE School LifeⅡ【完結】
何だ。コレ。
ヤバイ、泣きそう。
嬉し過ぎて。
「だからね、愛を虐めようとするヤツがいたら」
「「「私達が許さないから」」」
三人が声を合わせて、そうハッキリと言い切った。
ああ、涙止まらない。
「悔しかったら、自分をぶつけて秋人にアタックしなよ」
「まあ、無理だろうけど」
「翔子、さっきから無理無理言い過ぎ」
「だって、こんな寄ってたかって虐める様なヤツ、絶対無理じゃん。
秋人、そういうの一番嫌いだし」
秋人を過去に好きだと言ってた翔子は、腕を組むと膨れる。
いや、一つ訂正しておくと、秋人だけでなく他の男子も大体嫌いだと思うけど。
「あ。俺もキラ~イ!」
「ちなみに俺も~」
空気を読まない二人は、挙手しながら大きな声を出した。
もう、その子達は何も言えないみたいで俯く。