LOVE School LifeⅡ【完結】
「……返事は」
「え?」
「返事なくね?」
「あ、いや、あの、はい!友達です!」
「ぶはっ、愛ちん、敬語ってどゆ事~!」
「うっさい、本間!」
「こええ。愛ちん、絶対裏番長」
クスクスと結城と笑い合う、あいつ達は後でどうにかするとして。
私達は三人の顔を再度、じっくりと見た。
三人とも優しく微笑んでくれてて、本当なんだってじわじわと心が温かくなって行く。
「よし、今日からお昼一緒に食べるか」
「うん」
有紗の提案に、私は元気よく頷く。
「今までは秋人といると思ったから遠慮してたんだよ」
「そうだったの?」
翔子はそう言って、ぷにっと私の頬を掴む。
それを見て、笑い声をあげた。
なんて失礼な。
「でも、別れたなら一緒にいてもいいよね」
「うん」
由紀が私を抱き返して来て、嬉しそうに言った。
改めて抱き締められると、女の子でも恥ずかしいな。
自分からしといて、アレだけど。
今日、帰ったらシゲと聡子に報告しよう。
ちゃんと女の子の友達も出来たよって。