LOVE School LifeⅡ【完結】

「あはは、絶対そんな酷くない」

「いや、あるね」


靴を持つと、私はスリッパを置いて来る為職員玄関へと行って来ると秋人に伝えた。
秋人は待ってるーと言ってくれたから、私は廊下を早歩き。


スリッパを返却してから、秋人の元へ向かおうとすると。


何やら校門の方に人だかりが出来ている。


何だ?誰かいるのか?

よく目を凝らしてみると、そこにいたのは……麗さんだった。


麗さん?

うわ、まさか。迎えに来た?
まじでか。


麗さんは女の子達に囲まれていて、改めて聞かされた伝説を思い出す。
……本当に人気なんだなあ。


しみじみと思いながら、秋人の方へ行こうとする。


昇降口の前に視線をやると、見付けた。


入口に突っ立って、じっと校門を見つめている秋人を。


その顔は、どこか痛そうで、見てるこっちが辛くなる。
そんな顔…、するなよ。


私はそっと秋人の隣に並ぶ。
ハッとした顔を見せる秋人だったが、気付かない様に笑ってやった。
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