LOVE School LifeⅡ【完結】
ぎゅうっと抱き締める私の背中に秋人も腕を回す。
首元に顔を埋められて、秋人は肩を震わせた。
「愛ちゃん」
「うん」
「……愛ちゃん」
「……よしよし」
私は少しだけ背伸びをして、秋人の頭を撫でてあげる。
何度も撫でていると、ふいに秋人がぼそっと呟いた。
「……愛ちゃん、ちゅーしていい?」
「ダメです」
「…はは、やっぱダメか」
即答すると、秋人はやっぱり笑っていた。
「愛ちゃん、ずっと側にいて」
「うん」
「俺、愛ちゃんいないとダメかも」
「……何、言ってるの。バカ野郎」
「……愛ちゃん」
「ん?」