ミステリー
意気地なしを超えて
西暦XXX3年。
A田県の公立の
某小学校3年A組にて。
(正式名称から略して
アリ小または、アリンコ小とよばれる)


桜田朋子が、三人の女の子から文句を言われている。


一ページ目から
何があったのだろう?


『ともちゃんさあ、
なんでもないことで
泣かない方がいいわよお!
うざがられるわ!

感動したってなら
1988%納得だけどおー!

あのね、私だって昨日、二回も転んだけど、泣かなかったわよー!

そりゃ容姿や体のことなど
自分で簡単に変えようないこと馬鹿にされたら
泣いてしまう、または怒るのはよく 
わかる気するけど!
(この時点から数ヶ月前、
富山みりの4歳上の従姉から手紙が来た。
クラスのコがお菓子買って安売りスーパーから出てきたら、同じクラスの男子が
ゴリラ、豚は何でも食うもんな、
ゴリラは何でも食うもんな、
ゴリラは地球の食糧くいつくして食糧難
おこしかねないほど何でも食うもんな、
ゴリラって何でもたくさん食うもんな
豚は何でもポリバケツ並に食うもんな
ゴリラみたいな顔でかわいそー、
動物園に行ったらゴリラと絶対間違われる
ていい、そのコが泣いて怒り、
ほとんど学校来なくなってしまったの、
その男子らは出席停止にされ
親にも怒られたみたい。
だからみりちゃんも、
怒ったり泣いたりするってそれだけの痛みがあってだから、わかってあげてね、
泣いた人を責めては絶対ならないのよ
悲しむ時、気にしてることを責められて、傷ついた時なら誰でも普通にあるんだから
泣いた人を責めてはダメなのよ、
と、やや乱雑だが従姉らしい優しい字で
書いてあった。)』
富山みりがいった。


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