ミステリー
その図書委員の時から数日後。


一ノ瀬修子は、
教頭である藤原和平(かずひら)先生のもとを
おとずれた。
藤原和平教頭とは、
入学当初から仲良しなのだ。
そして藤原和平教頭はなんと
日本を代表する女優の藤原紀子(24)とは
遠い親戚で、
何年かに一回は
藤原紀子と会ってる。
(最近藤原紀子と、
韓国の9人グループの
ガールズジェネレーション(15〜18歳)が、
日韓親善大使に選ばれ,
総理のとこを訪問すると
総理も大喜び!)



「教頭、こんにちわ。」

一ノ瀬修子が
教頭室へはいる。


「おお、一ノ瀬さん
おはよう。」

教頭は暗い顔していた。



最近、
教頭の近い親戚にあたり、
隣の県に住んでいる、大学生の女の人が
トラブル起こし
お巡りさんの世話なることになり
書類送検されたのだ。

そのニュースは県内でしか報道されなかったようだが
大学からは、数ヶ月の
有期停学をいいわたされたという。
県内ニュースでは
学校の名前はでず
ワイドショーにならなかったと。

その親戚の女子大生の子は
世話なった2人の優しい婦警さんと
今もたまに連絡とり
親交がある。違う形でその婦警さんと出会えればと思ってた。
(トラブルおこし
バイト先を解雇されたが
新しいバイト先がなんとかみつかった。
通ってる大学は、隣の県にあり
大学の友人らは,その子が最近学校でみかけないのを
不思議に思ってた。


その子は,特に仲の良い下山さん、
菅原くん、山田さんに
事情を電話やメールで説明すると、
それは大変だったね!
話聞くと、確かにあなたも間違ってたけど
モラハラ意地悪は
される方が悪いのではないよ
モラハラ意地悪自体はするほうが
改心反省しなくてはならない
復学までまってるから
ま、復学できるなら良いじゃないか
と励ましてくださった)


そして今日の新聞でも。
今年度が始まってから、
全国の中学生10数人が
いじめ,モラハラを
苦にして自殺を選んだという。


そのうちの1人の遺書には
「クラスの女の子3人に
恐喝強要されるのも
おとしてこわしたハサミの代金弁償しろと
言いがかりつけられ
恐喝されるのも
つらい
死を選び、
5歳の時亡くなった父のとこへ行きます
担任の兜森先生
よくしてくれてたのにごめん」
とかいていた。


なぜ、
ひとにモラハラや恐喝強要しなくてはならないのだろう??


そして親類のあの子も。

そのモラハラ意地悪する人へ
し返すならまだしも
なぜ
無関係な方へ
変な手紙送ったのだろう?

俺もきちんと普段
相談乗ってれば
そんなことをしなくてすんだのかな?

そんなことするほど
人間恐怖症みたいになっててひとを
信じれなく頼れなくなってたのかな??



「教頭が中学生のとき
意地悪やモラハラするひと
いました?

司法で
モラハラ意地悪する人に
抑止力をあたえるのって
可能と思いますか?
そういうこと、可能でしょうか」

一ノ瀬修子がいう。

一ノ瀬修子は
モラハラされた悲しみと後悔で今にも泣きそうになった。


「一ノ瀬さんも
そういうことされたのかな?

モラハラや意地悪自体は
される方に原因があるわけではないよ
モラハラや意地悪自体はするほうが100%間違ってるよ
モラハラや意地悪されて良い存在なんかないんだよ!


相手に嫌なところがあるのなら
つきあいをやめるとか
直接はっきりと,直してもらいたいことを指摘する
とか
対処法はあるんだから。」
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