ミステリー
そして、この年の
11月の中旬。


この中学校の2年生の生徒
およそ180人の、北海道への修学旅行の出発日。
(この翌年から、修学旅行の行き先は
東京へかわった。
この数年前までは3年生で修学旅行いってたが
今は,2年生でいくようになった)

2年生の生徒らと、
引率の教師らが
駅へ集まって、
電車に乗った。



それはいいのだが。


事前に座席がきめられていたとおり、
2年B組の小田切南(2月19日生まれ、A型。
兄と10歳下の妹と三人兄妹)と、
彼女の親友である三ノ宮奈緒実
彼女らと同じクラスの男子である
板場雄希(4個年下の弟の玄樹くんとふたり兄弟)
と藤垣祐樹との4人が、
向かい合った席に座った。


そこまではいいのだが,そのとき。

板場と藤垣祐樹は、
小田切たちをみて、
露骨に嫌そうな顔で
おえー目の前まっくらになったあ
おえー話にならねえほど嫌な真っ暗な世界なったあ!
おえー目の前の誰かゴミでバカだから死ねばいいー
全然ダメなクズだし話ならねーー
とひどいこといいはじめる。


小田切南らは悔しすぎてなきそうだ。
なぜ,いじめられる人だけ人間恐怖症ぽくなり
意地悪してる人は地獄にも閉じ込められず平気で生きてるの?????!
どんな理由でも人を殺してはならないなら
こういう
モラハラやいじめしたひとを,イジメモラハラをした時点で地獄へ閉じ込めてえんま様に法に基づいて公正に裁いてほしい!

このクラスとなってから
このいじわるが
小田切南らにたいして
この板場、藤垣をふくむ
クラスの男子の半数からやられていた。

すると、小田切南らの隣のクラスの
仲良し親友3人の、
富田多美子と神保美子(しんぼよしこ)、
園田ひろ華
(多美子たち3人は仙台市出身で、中一のころ転校してきた)
が、たまたま通りかかると
板場雄希と藤垣祐樹に
大きな声で怒った。
今にも泣きそうな顔で,
お腹の中から叫び怒った。



「なんでそんな意地悪言うの!

南さんたちの気持ちも,少しは、南さんたちの思いも
考えたら!」

と、富田多美子が19922016年分の
怒りで怒鳴る。
怒鳴り終わるとたまらず泣き出した。


近くの座席の、小田切南らのクラスメートがびっくりして
富田多美子らをみる。

「そうよ!
南さんたちの気持ちもちょっと
考えたら!

この人たちが,あんたたちに
何かした?!
実際この人たちが、なにをした?!


すくなくとも
あんたたちとちがい、
この人たち、
意地悪はしてないわ

ちょっとは
彼女らの悲しみも考えたらどうなの!」
と、神保美子も泣いて
顔中真っ赤にして泣いて
お腹の中から叫び怒る。

「そうよ!
まわりのみんなもなんで
この人たちがかなしんでるのに、
とめないのよ!」
ひろ香もないて
南らのクラスメートに怒る。

3人とも仙台市にいたころ、
一時、クラスで浮いたり
意地悪な人いて悲しんだり
したことがあるから
そのモラハラいじめにあう悲しみ傷がよくわかるのだ。


小田切南らは、
こんなふうに庇ってもらえたことが
いじめが始まってからは
なかったので
泣きそうなった!!


そして
ここで述べる必要もないことだが、
この出来事を境に
小田切南たちへのいじめが
やんだ。
いじめをしてた男子らは
うそみたくおとなしくなった。

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