ミステリー
『おはよー』


翌朝、理代が教室に入ると、
エルたちが
『あら、
理代、シャンプーや洗顔フォーム変えた?
髪の毛も、肌も綺麗だよ。』
と言ってくれた。


『ありがとう、実は変えたの。
新しい男の子の友達が、
プレゼントしてくれたシャンプーや
洗顔フォームなの。
あとで、みんなにも紹介するね。』
と、理代。


『えー、それって本当に男友達?
彼じゃないのー?』
と、綾。


『そうよねえ!
普通の女友達に、
シャンプーや洗顔フォームなんて、
プレゼントするかしら??
そんな男の子いないわよ。

その子、理代を好きなんでしょ。
もう、くっついちゃいな!』
と、由美。


『そうよお、くっつくべきよ。
結婚式では絶対に私たち、スピーチ読んであげるから!』
と、綾。


『綾ちゃん、気が早いよ。
結婚どころか、付き合ってるわけでもないし
友達なんだよ。』
と、理代。



『その子って、どんな子?かっこいい???
芸能人でなら、誰に似てるの?
写メとかない?是非,一度,見ておきたいし!』
と、エル。
エルはイケメンに弱く、ミーハーなとこがある。


『美形の部類はちょっと違うけど
WESTプリンスとならんでもひけを
とんないくらいは、かっこいいひとだよ。
だから最初、なぜ私に声かけてくれたのか、疑問で仕方なかったな。
はじめ、遊ばれてるのかな、て感じたけど
そうではなく、感じいいひとだよ。』

と、理代。
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