ミステリー
中川先生と他の先生数人に建物内を案内していただくと
奈央子が突然連れてこられたその建物は、
まるでホテルみたいになっていた。
大浴場、
談話室
ダイニング、
教室、
パソコンルーム、
茶室、
寝室など。
奈央子はこの日の晩、
ダイニングで、先生たち数人と
奈央子と同年代の
他の児童ら20人と食事をした。
(自分の部屋にはワンピースドレスが用意してあり着てみると、ぴったりのサイズだった!)
フォーク、ナイフの使い方、などを
先生方にこまかく教わった。
なるほどこれならば
正式な食事会にでても
恥ずかしくないわ!
そっか、紅茶のカップの底を持つのは
飲み物が冷めてるよ、てことだから、
無礼にあたるのね!
日本のお茶は両手でコップ持って飲むけど
紅茶は、洋の文化だからそれに
あわせるのね!!
奈央子は食後の紅茶も、
優雅?にのんだ。
そして大浴場やお手洗いでも。
奈央子らは、
肩より長い髪の毛は
結ぶ、
当然言うまでもないことだが、体を洗ってから湯船に入る、
洗面台の周りをびしょびしょにしたら、
その場にタオル、ティッシュがあったら
ちゃんとそれで水分を拭き取り
次の人が快適に使えるようにする
など、
必要な作法を教えてもらった。
奈央子は、
このマナー教室に来ていた子たちとも
食事や、入浴後の談話室での
時間に、
ある程度打ち解けた。
談話室にはなぜか
イケメンアイドルの雑誌、
ツーピース全巻や
葬送のフラーレン全巻
月刊誌lalanの今月分から
数年前の今頃までのぶん、が置いてある。
奈央子は、亀無くんの記事読んで
目がハートになった。
おまけに亀無くんと
彼の後輩に当たる
比良野くんと言うイケメンくんも、
「理想のタイプ」で、
「もの知らなすぎる人は絶対嫌。
勉強どうこうではなくて、
社会常識や最低限のマナーをちゃんと
知ってる人が良い」
と答えてる!!
ああ、
あんな、以前のあたしを見られていたら
亀無くんたちにがっかりされるとこだったのねー!
奈央子は、自分の寝室に戻り
ベッドに入る。
次の日から数週間に渡り
茶室でのお茶の授業や
調理実習(男女問わず自立した時に困らないよう、生きる能力を養うのが教育、と、先生たち)
お花の授業、
書道、
そして
パソコン授業もやった。
食事の際も、
テーブルマナーやナイフ、フォークの使い方も
指導されたが、
苦にはならなく
マナーが上達するように感じた!
奈央子は、
書道をやり始めると
綺麗な字かける、喜びがわいた!
パソコンもやってみると
案外難しくない!
そして、
ここに来てから1ヶ月目の日。
奈央子ら全員は
作法の実技試験で、
及第点に達した。
奈央子は、作法の試験が始まる直前に、中庭の木の枝に、
猫が3匹いるのをみつけた!
可哀想だわ、おそらく降りられなくなったのだわ!
と思い、早足で中川先生らのとこに向かった。
猫が降りられなくなってます、
木の枝の上です、
このまんまではかわいそうです、あの高さから
猫が落ちたら死んでしまう!
と伝えた。
すると先生らが、
脚立などを持ち、すぐさまに猫を助けに行く。
中川晃子先生は、
「お作法は思いやりの精神、
それがあなたにも皆さんにもとても、伝わってるようですわね。」
と、奈央子に優しい顔をむけた。
「ありがとう、先生!
いままで、あたしが成長するの助けてくれて感謝してますの!
あと、もうちょっとで本番の作法の試験ですわね!
あたし、必ずきゅうだいてん、とれますのよ!」
奈央子が、大きすぎない小さすぎない
ちょうど良い声量で言う。
奈央子にも中川晃子先生の口調がうつった。
そして、
奈央子をはじめ、このマナーの教室に呼ばれた
全員は、
作法の試験に合格したので(70点以上で合格。
奈央子はなんと、これまで筆記試験でも出したことがない、91点をたたきだした!)
もとの世界に戻ることができます、と先生方から言われた。
「嬉しいけど、ちょっと、寂しくなっちゃう。
また遊びに来てよろしいかしら」
と奈央子。
「いつでも、よろしいですわよ。
あたくしたちはあなた方の成長を
この世界から見守ってます」
中川晃子先生をはじめ、先生方全員が微笑んだ。
奈央子が突然連れてこられたその建物は、
まるでホテルみたいになっていた。
大浴場、
談話室
ダイニング、
教室、
パソコンルーム、
茶室、
寝室など。
奈央子はこの日の晩、
ダイニングで、先生たち数人と
奈央子と同年代の
他の児童ら20人と食事をした。
(自分の部屋にはワンピースドレスが用意してあり着てみると、ぴったりのサイズだった!)
フォーク、ナイフの使い方、などを
先生方にこまかく教わった。
なるほどこれならば
正式な食事会にでても
恥ずかしくないわ!
そっか、紅茶のカップの底を持つのは
飲み物が冷めてるよ、てことだから、
無礼にあたるのね!
日本のお茶は両手でコップ持って飲むけど
紅茶は、洋の文化だからそれに
あわせるのね!!
奈央子は食後の紅茶も、
優雅?にのんだ。
そして大浴場やお手洗いでも。
奈央子らは、
肩より長い髪の毛は
結ぶ、
当然言うまでもないことだが、体を洗ってから湯船に入る、
洗面台の周りをびしょびしょにしたら、
その場にタオル、ティッシュがあったら
ちゃんとそれで水分を拭き取り
次の人が快適に使えるようにする
など、
必要な作法を教えてもらった。
奈央子は、
このマナー教室に来ていた子たちとも
食事や、入浴後の談話室での
時間に、
ある程度打ち解けた。
談話室にはなぜか
イケメンアイドルの雑誌、
ツーピース全巻や
葬送のフラーレン全巻
月刊誌lalanの今月分から
数年前の今頃までのぶん、が置いてある。
奈央子は、亀無くんの記事読んで
目がハートになった。
おまけに亀無くんと
彼の後輩に当たる
比良野くんと言うイケメンくんも、
「理想のタイプ」で、
「もの知らなすぎる人は絶対嫌。
勉強どうこうではなくて、
社会常識や最低限のマナーをちゃんと
知ってる人が良い」
と答えてる!!
ああ、
あんな、以前のあたしを見られていたら
亀無くんたちにがっかりされるとこだったのねー!
奈央子は、自分の寝室に戻り
ベッドに入る。
次の日から数週間に渡り
茶室でのお茶の授業や
調理実習(男女問わず自立した時に困らないよう、生きる能力を養うのが教育、と、先生たち)
お花の授業、
書道、
そして
パソコン授業もやった。
食事の際も、
テーブルマナーやナイフ、フォークの使い方も
指導されたが、
苦にはならなく
マナーが上達するように感じた!
奈央子は、
書道をやり始めると
綺麗な字かける、喜びがわいた!
パソコンもやってみると
案外難しくない!
そして、
ここに来てから1ヶ月目の日。
奈央子ら全員は
作法の実技試験で、
及第点に達した。
奈央子は、作法の試験が始まる直前に、中庭の木の枝に、
猫が3匹いるのをみつけた!
可哀想だわ、おそらく降りられなくなったのだわ!
と思い、早足で中川先生らのとこに向かった。
猫が降りられなくなってます、
木の枝の上です、
このまんまではかわいそうです、あの高さから
猫が落ちたら死んでしまう!
と伝えた。
すると先生らが、
脚立などを持ち、すぐさまに猫を助けに行く。
中川晃子先生は、
「お作法は思いやりの精神、
それがあなたにも皆さんにもとても、伝わってるようですわね。」
と、奈央子に優しい顔をむけた。
「ありがとう、先生!
いままで、あたしが成長するの助けてくれて感謝してますの!
あと、もうちょっとで本番の作法の試験ですわね!
あたし、必ずきゅうだいてん、とれますのよ!」
奈央子が、大きすぎない小さすぎない
ちょうど良い声量で言う。
奈央子にも中川晃子先生の口調がうつった。
そして、
奈央子をはじめ、このマナーの教室に呼ばれた
全員は、
作法の試験に合格したので(70点以上で合格。
奈央子はなんと、これまで筆記試験でも出したことがない、91点をたたきだした!)
もとの世界に戻ることができます、と先生方から言われた。
「嬉しいけど、ちょっと、寂しくなっちゃう。
また遊びに来てよろしいかしら」
と奈央子。
「いつでも、よろしいですわよ。
あたくしたちはあなた方の成長を
この世界から見守ってます」
中川晃子先生をはじめ、先生方全員が微笑んだ。