ミステリー
翌日の放課後、理代は校門前のバス停でバスに乗り、聖城高校に行った。



エル、綾、由美、
歌音、りりあは
再び部活動やクラブ活動が始まったのでそれぞれの部活動とクラブ活動に行った。



理代は聖城高校の校門前で
光を待った。



聖城高校の生徒には、美男美女が多かった。
もっとも光はその中でも、とびぬけた美男だ。


すると光が校門から出てきた。


『ありがとう、わざわざこっちに来てくれて。
うれしいなあ。』


光の笑顔は相変わらず魅力的で、癒される。


『いえいえ。
中瀧君のおかげで、定期試験、すごく成績が上がったの。

まず、サトートーカドーいこうか??』

と、理代。

『いいよ、
聖城高校のすぐそばにできたんだ。ここから歩いて数分程度だよ。』


理代と光は、一緒に歩き始めた。


すると聖城高校の生徒たちが、理代の姿を見て、
『あの子、誰と話していたのかしら・・・』
『さあ・・・霊が見えるとか?』
と、小さい声で話した。


すぐにサトートーカドーに着いた。


自動ドアから中にはいると、
コーヒーショップが左側にあり、店員のお姉さんが
紙コップに入った試飲用のアイスコーヒーをお客さんに配っている。

『よろしければどうぞ』

お姉さんが、理代にも配ってくれた。

『ありがとうございます』

理代は、

あれ・・・??なぜ中瀧君には渡さないのだろう、と思い、


『すみません、もう一つください』


とお姉さんに言い、
紙コップのアイスコーヒーを
光に渡した。


『ありがと。きっとお客さんがいっぱいで、
気が回らない時もあるんだよね』

と、光。

光と理代は、コーヒーを飲み、紙コップをごみ箱に捨てると、店内を歩き出した。
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