ミステリー
「なんで
モラハラやいじめにあうひと、いじめられるひと

平和に幸せに過ごせる人がいるか
わからない。
モラハラいじめをされた悲しみ後悔って消えない、
モラハラいじめにあうと全ての人が悪魔か鬼に見えてしまう。


つか
気に入らないのならほっといてくれれば。

僕に悪いところがあるならはっきりと,直接言ってくれれば治すのに。
はっきりと言ってくれれば治すのに」


半泣きになり
一幸がいうと
悪魔は首を横にふる。


『それは
モラハラといじめをする奴が全て悪いんだよ。

モラハラといじめは
モラハラといじめをされてる側に
非があるからじゃないんだ。

そういうモラハラといじめ自体は
モラハラもいじめも
する方が無条件で
全て悪いんだよ。
モラハラも意地悪も
される側に悪いところがあるわけではない。

つか、気に入らないなら
付き合いをやめるか
直接言うか
するべきなんだよ。

つーか普通絶交してくれ,付き合いやめてくれって頼めばいいだろ!嫌いなら!
せめて、普通に嫌う程度なら、いい奴と思えるけどさ、
ずいぶん酷い意地悪い奴がいるな、
ずいぶんひどい意地悪いやついるんだな。
いじめる奴の方、弱いとおもうぞ。


そいつも当時の担任も、両方だよ、最悪最低じゃんか、

てか、そんないじめを見て誰もなんとも感じなかったのか、それがかなり疑問だよ。


いじめを注意したやつが、次いじめられるときもあるし、注意するのは難しいのはわかるぜ、
いじめを注意できないやつも、もしかしたら
良心の呵責ってやつに苦しんでるのかも知んない。

ただ、
いじめを直接とめてほしい
とまでは言わないけど
他の先生や校長先生や教育委員や自分の親とかに、いじめられてる人がいるから助けてほしい、守ってほしいと相談をするくらいなら、できるとおもうんだがな。
間接的にでも、守ってほしい、助けてやってほしいと、動くくらいはして欲しいぜ。
間接的にでも、いじめられるやつを助けるために動けば、救うことはできるはずなのにさ。

お前、大変だったし辛かったな。

てか、お前がそういう弱虫ぎみな性格になったのは仕方ないかもしれないな。


てか、そんないじめにあったら学校行くのやだよな。


転校するか、休んでもいいと思うぞ。学び方は、一つじゃないさ。
違う学び方が、たくさんあるんだよ。

そんな酷すぎるいじめが許される学校なら、未来はないぜ。お前をいじめたやつも、欠点はあるし、誰かに許されてるときはあるし、誰かに迷惑かける時もあるし、
全て完全な人間ではないんだから。
全く最悪なやつがいたものだよな!

お前を嫌いなら、お前から普通に遠ざかる、距離を置く程度なら、構わんとおもうけどさ


お前大変だったし辛かったな』



と、悪魔が暖かな優しい表情を一幸に向けた。


悪魔がそのような言葉を言ってくれるとは、そのような表情を向けるとは
想像さえしていなかった。


『ありがとう・・・・・・・・・・・』

一幸は泣きながら微笑んだ。


『だけど、いじめられてる人がいます、て相談したとしたらさ、その子が相談したことがばれたら、今度その子もいじめられるかもしんないから、いじめのことを大人に相談するってのは、簡単ではないとおもう。
僕も、いじめられたのが僕でなければ、そういう風にきちんと、守るために動くことができたかは、わかんない』
と、一幸。


『そっか、
いじめをなくす、て、簡単ではないからな。いじめ問題って、解決が、
一番難しいかもな。
だけだよ、俺は、止めるのは難しいし勇気でないとは思うけど、ただ、助けるため、守るために、救うために間接的にでもいいから動けば、行動すれば、必ず救いの必要な奴が救われて、世界も、変わると思うんだよな。
間接的にでも動けば、必ず、変わるし、いい方に変わるはずなんだから。』
と、悪魔。


『ありがと、僕さ、そのいじめが原因でさ、精神的な病気のような症状出る時があるんだよね、
今ようやく注目されるようなったじゃないか、パニック障害ての。それだと思う。実際、当時も今も、一睡も眠れない時が、年に9回はあるよ。
呼吸が辛くなったこともあるからね。



高3のとき、その時のいじめがふっと思い出されて、慌ててしまって、あせってしまって、
喫茶室を兼ねた休憩室で、椅子を思い切り乱暴に引いてしまった時に、
嘉藤耕くんに、壊れるかもしんないだろう、
そういう乱暴なことしないでくれよ、
壊れるだろう。
よくないよ、て、
かなり呆れられたんた。


あとで嘉藤くんに謝って、病気のことといじめの傷のこと、打ち明けたら、嘉藤くん理解してくれたよ。

そうだったんだ、一幸くんにしては様子おかしいと思ったんだよね、俺も誤解してて、ろくに一幸くんの辛さと悩みわかってなくてごめんよ、て
嘉藤くんの方が申し訳なそうにしてくれて。

でもさあ、たしかにさ、
嘉藤くんの注意はもっともなんだよね。嘉藤くんめちゃいい人だったし、僕にも他の人にも分け隔て無く親切だったよ!
僕は、辛さから抜け出せないだけでなく
親切な友達に恩返しさえもできず、そればかりか、迷惑までかけるなんて嫌な人間なのだろう、て
嫌な気分なったんだ、



あ、嘉藤くんとは、たまに、
ライソ交換してるよ、
嘉藤くん青森県内の公立大学出た後に
高校教師になったよ。
嘉藤くんの両親も教師なんだってさ、
嘉藤くんの弟さんが、たしか、彼の6歳下だよ。』

一幸は言い終わると、さらに、辛そうな顔になる。
< 242 / 300 >

この作品をシェア

pagetop