ミステリー
妙な動物の体が輝き始めた。

そして次の瞬間、かなりまぶしいまばゆい、素晴らしい美女が
姿を現す。


素晴らしい美女は言います。


ありがとう、あなたが、私にかかった魔法、解いてくれました。

え?魔法?


美青年が尋ねる。


ええ、私は、運命の人と出会いたい、そう願ってました。今の今まで恋の経験なんてありませんでした。
でも、悪い人に騙されたりしたら、どうしようなんて臆病になってました。

そんな時私の前に、魔法使いのおばさんが現れました。

あなたが運命の人と会える魔法をかけてあげるよ、必ず溶ける魔法だから、安心おしよ、
そう言って魔法の杖を私に向け、妙な姿になった私をあなたのおうちの前に置いたのです。


わたし最初、不安だった。あなたが私を、怖がらないか、


でもあなたは私を、とっても優しく包んでくれたわ。

私あなたといるととても暖かくて幸せだった。
あなたと一緒の時が、私とても大好きでした。



素晴らしい美女が言い終わると、美青年は、

僕も君と過ごす時間が好きだよ、だった、なんて過去形にしないでよ。
どうかこの先も一緒にいてほしいんだ。

と真剣な目と声で言った。

はい、もちろんです


素晴らしい美女は美青年に抱き付いた。


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