ミステリー
その頃、素晴らしい美女に魔法をかけた魔法使いが、
魔法で出したスクリーンごしに二人の今の様子を見ていた。


『おやおやおや、幸せそうで何よりだよ。


元々二人は、生まれる前から、巡り会い結ばれる運命ときまっていた、
2人はもともと相思相愛になる運命だったのだ。

私は運命などお見通しだからね。



だけど、どうせなら、ただ単に街中で出会うより
ちょっとくらいは不思議な演出したほうが、
おもしろいからね。』


魔法使いは言い終わると、テーブルの上に置いていた大きいグラスに入った
冷たい紅茶を、飲み干した。
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