ミステリー
彼女は、心の中で、靴屋の青年が、安らかになってくれることを、
祈りました・・・。


帰り道、彼女と隣の家の青年は途中まで歩き、途中のバス停でバスに乗って帰った。


『あの、ありがとう、助けに来てくれたの』


『いえいえ。
僕が、君を助けたかったからだよ』
と、青年。


『ところであなた、霊感あったの?』


『まあ、ね。
高校生くらいのときから、なぜかわからないんだけだ、幽霊が見えるようになったんだ。
あの、ブレスレットも、
神主である、父がくれたんだ。
この世にいる幽霊って、
未練があるから、
天国いけないんだよね、可哀想だよね』
< 285 / 304 >

この作品をシェア

pagetop