ミステリー
「罰?」


「前世のあなたをいじめた男子と、前世のあなたを貶した女子は、10〜11ヶ月前に
事故や病気で亡くなった。

だからその男子と女子に、前世の贖罪を
してもらおうと思うわ。」

妖精が冷静な表情でいう。


あやめは、妖精が何を考えてるか、少し想像がついた。


「では、また会いましょうね、あなたが幸せで良かった、あやめさん」


妖精は微笑んで、あやめの前から一瞬で姿を消す。


「あ、待って‥」

あやめが呼び止めるが、もう妖精はいない。


「また、会えるかしら。会いたいわ」


あやめが微笑む。



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