ミステリー
その日の朝。 


由香里は羊子に
手紙を渡した。


「悪いけど、ウチは時々羊子さんとの会話に困る時があるんだけど。

うちの言い分や意見を、まともに聞いてくれないで、さえぎったり否定したり、決めつけたりされて、ちょっと困ってたの
それがなければ困らないんだけど。
その言い分や意見、遮られて否定されるの、ちょっと、困ってたの。」

と。

これで、関係が終わるならそれまでの関係ということだろう。

クラス替えに期待しよう。

羊子さんほど友人多くはないにせよ
クラスや他のクラスに、
いくらか、話しやすい仲良い人はいる。


すると羊子は、すぐさまに
由香里の元にきて、
「ごめん由香里ちゃん」
と、謝った。

「そんな、困ってると思わなくてごめん」
と、羊子。
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