ダイヤモンドの未来
翌日、昼過ぎに、母と義父が来た。

「あけましておめでとう」

もそこそこに、

「さっき、先生に挨拶されたわよ。」


???


「『お付き合いさせてもらってます。』って。この間は、そんなこと何も言ってなかったじゃない。」

いつにも増して、テンションが高い母。

慣れているのか、やれやれと見守る義父。

幸い、部屋のみんなはまだ戻っていなかった。


「あー、うん。」

曖昧に返す私。

「よかったわね。頑張りなさいよ。」

何をどう?と思ったが口には出さずに置いた。

夕方、先生が来たが、部屋のみんながいたので、明日の抜糸の確認をして出て行った。

頭をポンポンとしてくれたけど。


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