ダイヤモンドの未来
私が隣に並んじゃいけない気がしてきた。

食事はまだ半分くらい残っている。

前に座る同僚はもう食べ終わっていた。

「ごちそうさまでした。」

箸を置いたら、

「もう、いいの?」

と聞かれ頷く。

返却口は、先生のテーブルの近く。

先生の背中側から、テーブルの隣を通り、食器を返し、食堂を出た。

先生は、保田先生と話していたから気づかなかった。


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