ダイヤモンドの未来
ゆっくり起き上がり、ベッド脇の、ペットボトルに手を伸ばす。

蓋を開けようとするが、熱のせいか力が入らず、開かない。

急に、しんどくなり、無性に誰かにいてほしくなる。

浮かんだのは、もちろん、先生の顔だけど…。

そのままをメールできる訳もない。

なんとか立ち上がり、台所で立ったまま、買っってきたプリンを口にいれるが半分程で、限界。

水を飲んで、トイレへ行ってベッドへ戻った。具合が悪いときは、どれだけでも眠れるらしい。

すーっと意識が遠のく。

そのあとは、眠りが浅く、寝たり起きたりを繰り返すが、身体を起こす気力がなく、夜が更けていった。

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