ダイヤモンドの未来
…『ピンポーン』

玄関のチャイムが鳴っている。

その音に、目が覚めて、遠くに聞こえた音にうちだろうか、隣だろうかと思っていると、もう一度鳴った。

うちだ!

気づけば、周囲は朝の明るさ。

先生だ!と昨夜朦朧としながら見たメールを思い出す。

慌てて、玄関へ向かう。

その時、昨日はメイクも落とさず寝てしまったこと、パジャマ姿なことを思い出す。

もう、どうしようもない。

手で髪を整えて、のぞき穴をのぞくと、マスク姿の先生が立っていた。

恥ずかしいけど、うれしさが混ざった気持ちでドアを開ける。
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