ダイヤモンドの未来
「結論から言うと、ピンを抜くオペをするのがベストだと思う。

今回、捻挫をしたためか、その前から少しずつ抜けていたのかは分からないけど、ここのピンが少し抜けてる。

分かるかな?」

とレントゲン写真を指し示す。

確かに、釘の頭が白くうつる骨から少し浮いている。

私が頷いたのを確認し、先生は続ける。

「さっき、奥の方で痛みがあるって聞いたけど、それがこの辺り。

抜けてるのが神経に触れているのかも。

本来、ピンは抜くものだから、耐久性はあまりないんだ。

捻挫の腫れも痛みもまだあると思う。

ある程度、捻挫が落ち着いたら、手術がベストかな。

あとは、仕事をあまり休みたくなければ、年末に手術とか。

俺でよければ、ここの病院か大学病院かどちらかで。」

嫌な痛みの理由が分かったのはいいが、手術…入院…手術…入院…
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