ダイヤモンドの未来
どうしよう…

私が悪かったのは分かるけど、やっぱり怒られたのが、怖い…。

それに、先生は疲れていて、休みたいだろう。

幸い、先生の家は大学病院まで近い。

時間ももうすぐ7時。

病院に行けば、駅方面へのバスがあるだろう。

先生に、心配をかけないように、メモを書かなくちゃと思いつく。

手帳の後ろにあるメモページを破く。

お風呂から出る前にと、

『家に帰ります。すみません。おつかれさまでした。ゆっくり休んで下さい。』

と思いつくままに記す。

ソファ前のテーブルにメモを置き、荷物を持って家を出た。

< 233 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop