ダイヤモンドの未来
「じゃあ、帰るな。」

と、立ち上がる先生。

慌てて、私も一緒に立ち上がる。

「はい、あっ、先生もしよかったら、カレー持って行きますか?」

「あー、有り難い。っていうか早々にキス!」

にやっとした先生。

「あっ!!」

黙り込む私。

「これしてると、しゃべってくれなそうだな。

前に、蒼介に言われたときも、黙ったしな。」

気づいてたんだ…。

「できたら、名前で呼んで。

いつでも、キスして。」

そう言って頭を撫でてくれた先生。

カレーを渡し、玄関で向かい合う。

「おやすみ。」

「おやすみなさい。」

唇に軽く触れて、笑顔でドアを閉めてくれた。



隼人さんかぁ…
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