ダイヤモンドの未来
未来へ
◆誕生日
そして、月曜日。
また、ロッカーの前に立つ。
昨日は、結局言えなかったな。
日曜朝、どんな顔をしたらいいか分からなくて、赤くなる私に、先生は、涼しい顔で笑いかけてくれた。
腰や下腹部がじんわりと痛くて、でも、言えなくて、いつも通り動こうとする私を、当たり前のように気遣ってくれた。
ゆっくりと過ごした日曜日。
言うタイミングはいくらでもあったのに…
『私、木曜日誕生日なんです』と。
また、ロッカーの前に立つ。
昨日は、結局言えなかったな。
日曜朝、どんな顔をしたらいいか分からなくて、赤くなる私に、先生は、涼しい顔で笑いかけてくれた。
腰や下腹部がじんわりと痛くて、でも、言えなくて、いつも通り動こうとする私を、当たり前のように気遣ってくれた。
ゆっくりと過ごした日曜日。
言うタイミングはいくらでもあったのに…
『私、木曜日誕生日なんです』と。