ダイヤモンドの未来
目の前に、濃いグリーンの上下の手術着(術衣)を着た澤田先生。

術衣の上から、白衣を羽織っている。

あっ、術衣だから、今日当直なんだ。



外来のある日の、Yシャツ、ネクタイに白衣姿は、女性なら誰でも、心の中で「かっこいい」とつぶやいてしまいそう。

さらに、術衣は、

『どんな先生もさらにかっこよく見える。』

という、評判。

確かに…
客観的には…
それ以上は…



当直の時は、夜間の呼び出しと休息のための術衣なんだろうけど。

今年の整形外科医は大当たりの噂通りのイケメン。
スポーツをしていたような広い肩幅。
身長は180くらいかな。
話すためには、私は少し上を向く。

清潔そうで少し硬そうな短めの黒髪、
意志が強そうな力強い目が笑うと細くなる。


整形外科医らしい、体育会系の容姿と逆に、
人当たりは穏やかで柔らかい。

医者としての技術も、
私のような薬剤師に丁寧に声をかけてくれる、
医療スタッフとのコミュニケーションも絶賛されている。

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