ダイヤモンドの未来
「俺は、本命のが、ほしいなぁ。」

運転中だけど、チラッと視線が、膝掛けに向けられる。

たぶん、膝掛けの下の水色に。

どうしようかな、お店に着いたら渡そうかな…

お店から出てからがいいかな…

最後、別れ際に渡して伝えようかな…。


と、考えるうちにお店に着いてしまった。

とりあえず、膝掛けの下に置いたまま、車から出る。

先生がもう一度チラッと見てた気がするけれど…。


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