ダイヤモンドの未来
そのまま、体の線をたどりはじめた俺に、ストップがかかった。

「せっ‥隼人さん、お風呂…」

意識して名前で呼ぼうとしている香江が可愛い。

「後で…」

「でも、なんとなく病院の匂いが…」

「あっ、ごめん。」

「あっ、いえ、先生じゃなくて私…」

「香江はいい匂いだよ。」

抱きしめると柔らかな匂いがする香江。

髪に鼻を埋めると、爽やかな香りが混ざる。

香水はつけていないらしく、香江の家の石鹸とシャンプーの香りに似ている気がする。

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