ダイヤモンドの未来
私がお風呂から出ると、先生はソファで新聞を読んでいた。

「ドライヤーお借りします。」

「基本的に俺使わないから、香江のとこ置いといていいし、断らなくていいから、自由に使って。」

「ありがとうございます。」

先生が、クローゼットの一番上の引き出しを空けてくれたので、そこに荷物を置き始めた私。

急なお泊まりでも、下着や旅行用の化粧品、部屋着もあって安心。私の居場所が認められたみたいで、うれしい。

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