ダイヤモンドの未来
だんだんと深く口づけながら、手はパジャマのボタンを外していく。

ボタンを外す手を止めるように香江の手がかけられる。

「怖い?」

首を振ったが真意は…。

初めての時は、探りながら進めたけれど、今日は三回目。

初めての時は、すべてが未知で不安だったことだろう。

一方、今は、この後どうなるか分かっているが故の怖さがあるのだろうか…。

表情を探りながら、そっと素肌に触れる。

胸の中心は硬くなっていて、怖さの中にも、期待があることを知り、うれしくなる。

そっとパジャマ、キャミソール、ブラを取り去る。そして、胸元に強く吸い付いた。

予想外の刺激だったのか、香江の体に力が入る。

そっと唇を離し、赤い鬱血に満足していると、香江が下を向いて、それを確認する。

「イヤだった?」

ふるふると首を振る香江にもう一度口づけた。

「服、私だけ…」

という香江の声に頭を撫でて、自分の上着も取り去る。

そして、左手で後頭部を支え、右手をベッドへつきながら、そっと仰向けへ横たえた。
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