ダイヤモンドの未来
着替えて戻ると、職員出口の近くで、先生達二人が待っていた。

先生達2人は、身長は同じくらい、どちらもイケメン。

澤田先生が体育会系の外科タイプ、一方、海藤先生は細身で優しそうな内科タイプ。

うーん、あの2人を見ている分にはいいが、いっしょに鍋は緊張するし、敷居が高い。

真美さんには、そんな気配は伝わっていないらしく、買い物の相談を始めた。

「隼人さんも車?」

すごいな、真美さん。

プライベートに切り替わったとたん、海藤先生は蒼介、澤田先生は隼人さんて呼ぶんだな。

絶対無理だし、入れなそう…。

「ああ。」

と澤田先生。

「じゃ、香江ちゃんは澤田先生の車で。

うちのマンションの来客用駐車場に停めてくれる?」

「了解。」

「お酒足りるかな?」

「俺、今日飲まないから。」と澤田先生。

「あー、今日当直大下先生だもんね。オペ後の患者さんもいるしね、落ち着いてはいたけど。」

と真美さん。

「俺は飲む。」

と海藤先生。

「隼人さん飲まないなら、お酒足りそう。

じゃ、このまま行こう。」

と、真美さんは海藤先生と、車へ向かってしまう。

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