ダイヤモンドの未来
「それから…」

と先生が、ちょっと緊張したような声を出した。
その声に、思わず先生の顔を見る。

「今日、新患さんの薬出したら、ちょっと時間あるかな?もし、僕でよければ、足、診させてもらえる?」


先生は視線を左足首に移動させた。

「あっ、えっと…先生お忙しいのに大丈夫です。」

「僕は今日当直だから、時間はあるよ。」

「えっと…」

「足、ここ二週間くらい、かなり引きずってるよね。
元々、何かあったんだと思うけど、最近急に。
どこかで、フォローしてもらってるなら、いいけど。
よくなっていく感じもないし」



どうしよう…
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