Closed~閉じてる彼ら~
ある日の部活。
「ささら最近、大丈夫?」
「大丈夫って、何が?」
とぼけるな。
「ささら最近、学校に、来てないじゃん…」
「ああ。それね」
ささらは手をひらめかせた。
『それね』…?
「縁には、関係無いよ」
「関係無くない!」
室内の全員が振り向く。
「…縁。…なーにアツくなってんのぉ?」
ささらはふにゃふにゃと笑った。
「…あたしは、ささらの何なんだよ…」
放送室を飛び出した。
アテも無く走った。
疲れて、道の端にへたり込んだ。
雲が空を覆っていた。
「ささら最近、大丈夫?」
「大丈夫って、何が?」
とぼけるな。
「ささら最近、学校に、来てないじゃん…」
「ああ。それね」
ささらは手をひらめかせた。
『それね』…?
「縁には、関係無いよ」
「関係無くない!」
室内の全員が振り向く。
「…縁。…なーにアツくなってんのぉ?」
ささらはふにゃふにゃと笑った。
「…あたしは、ささらの何なんだよ…」
放送室を飛び出した。
アテも無く走った。
疲れて、道の端にへたり込んだ。
雲が空を覆っていた。