Closed~閉じてる彼ら~
高杉先輩に耳打ち。


「さっき恥ずかしさの話…」

「それとは、別よ」





高杉先輩は、女の子に向かって。





「回答を要求します」





高杉先輩は、はっきりとした口調で言った。





「これは」





それは薄い桃色の便せんに入っていた。




「私達が、放送で流して」





書かれていた文字は、可愛らしくも読み易い文字で。





「貴方が、直接伝えなくても」





綴られた言葉は、控え目な、恋愛感情の告白。





「いいんですか…?」


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