Closed~閉じてる彼ら~
放課後。





雲井養護施設へと向かう足取り。





頭の中を占めるのは、『ささらが天城くんを好きなのかどうか』と、『優子さんが以下略』。





溜息。


恋多き世の中だこと。

あたしには関係無いけどさ。





雲井養護施設。





当然の様に、応接室に通される。

眼前で微笑む優子さん。





頭を空にする。





「優子さんって、天城くんのこと、好きなんですか?」


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