Closed~閉じてる彼ら~
足で扉を開けて、プリントを教卓へ。
「委員長!」
溜息をつく間も無く、男子の声。
「今日の体育、何だっけ?」
あたしが知るか。
表情筋をフル稼働。
イヤミの無い微苦笑を作る。
「さあ?ちょっと、判らないなぁ…」
「そっか、ごめんね!」
男子はすまなさの欠片も感じさせない爽やか笑みを浮かべて去って行った。
「委員長!今日の二限、休講にならないかな~」
だから、あたしが知るか。
こうして、あたしの時間は過ぎてゆく…。
「委員長!」
溜息をつく間も無く、男子の声。
「今日の体育、何だっけ?」
あたしが知るか。
表情筋をフル稼働。
イヤミの無い微苦笑を作る。
「さあ?ちょっと、判らないなぁ…」
「そっか、ごめんね!」
男子はすまなさの欠片も感じさせない爽やか笑みを浮かべて去って行った。
「委員長!今日の二限、休講にならないかな~」
だから、あたしが知るか。
こうして、あたしの時間は過ぎてゆく…。