Closed~閉じてる彼ら~
放課後。

ささらと放送室へ。





「で、ささら。昼休みの話を聞かせてよ」


ささらは頬を膨らませた。


「縁には関係無いでしょ」

「…そう」


うまくいかなかったか。





ふ、と疑問。


「ささらって、天城くんのこと、好きなの?」


ささらは溜息をついた。


「今日までは、ね」


今日、よほどの事が有ったんだろう。

聞かないでおこう。


「それより、ささらは、放送になんて、興味有ったんだ?」

「そーうなのよ!」


それから、ささらは放送に対する情熱をあたしにぶちまけた。


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