Closed~閉じてる彼ら~
「ありがとう!それじゃ!」


言って、ボケ優男は走り去った。

時計を見る。

昼休みは、あと30秒。

溜息。


屋上にでも行って、サボろう。

天城くんは真面目な人だし、あそこでご飯を食べてたとしても、もう居ないだろう。





屋上。

人影、無し。

深呼吸。


ああ。高い所って、いいなぁ。

誰も居ないってのも、いいよね。

今、ここは、あたしだけのもの…みたいな?





…ああ。どうやって、暇を潰そうかな?


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