ナオ ~キミを愛してた~


「付き合って、香那」

かや、って呼んだ直の声が掠れた

高1なのに、少し低めの声が

アタシの耳を侵す


ふいに正気に戻ったアタシは

そっと頬に触れる

直の、頬に。


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