ナオ ~キミを愛してた~
「…どれだけ、上手くなったの?」
「やめて…離し、て…」
涙が出てくる
途端
その涙の意味がわかった
このままじゃ
犯される
そう察知した
「あれ泣いちゃった…無理矢理は嫌?ベッドがいいの?」
何も言えない
テツヤの瞳は冷たくて
何も言えなくさせる
まるでアタシを凍り付かせるような
そんな瞳
「ねぇなんか言ってカヤ……じゃねえとこのまま犯すぞ」
身震いした
口調が変わって
アタシに触れる手が
だんだん激しくなっていく
声が漏れていく
「ほら、喘いでないで言えよ。このままじゃ俺真面目にお前を犯す。犯すどころじゃ済まねえかもなぁ?お前が知らねえこと全部やってやろうか?」
微笑みながら言う言葉は残酷で
もう嫌とも言えなくなっていた
涙が止まらなくて
出ない声を無理矢理出して
出た言葉は
「フフッ…やっぱカヤ可愛い。じゃ行こ?」
ごめん
ごめんね直
ごめんね直