ナオ ~キミを愛してた~


「何難しい顔してんの?どうかした?」

「…ううん。良かったなぁって。直がいてくれて」

「今更どした?熱でもあんの」

「馬鹿、素直に受け止めろよ!!」

「もう、女の子らしくねえな…」

直は後ろからアタシを抱きしめた

「…ここ展望台だよ?」
「知ってる。カップルだらけだしいいじゃん」


直は1か月ぶりにアタシに触れた

今まで手さえも触れてこようと
しなかったのに

どうして…?


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