ナオ ~キミを愛してた~


もうすぐ別れちゃうのかな、なんて
考えながら

買い物してた

すると、突然肩を叩かれる

「…香那?」

「…え?」

見たこともない男の人に声をかけられた

少し濃い赤毛
背が高くて、希望が『カッコいい』とか言いそうな人。
優しそうな顔してる


「ちょっと、いい?怪しい者じゃねえから。な?」

「………」

半ば強引に外へ連れ出される

「…まず貴方は誰ですか?」

「…覚えてない?」

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