天然ツンデレちゃんの日常
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ピピピッピピピッ

ピヨッピヨッ


窓から通って盛れる太陽の木漏れ日と、鳥たちの鳴き声で目が覚める。


目覚ましを止めて起き上がる。


それと同時にスマホに入ってくる一通のメール。

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TO.お嬢様
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件名.おはよう御座います。
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おはよう御座います。

このメールを見ている頃は
起きている頃だとお見受け
致します。

ご気分はどうでしょうか?

気が向いたらリビングへ
お越しください。

学園の話兼説明を私が
させて頂きます。












最後に……

お嬢様の寝顔とても
可愛らしかったです^^





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え……?



え、ちょっと待って。


最後の……



最後の言葉はなにぃぃぃぃ!?


僕は勢いで自分の部屋を飛び出しリビングへ向かう。


リビングに向かう途中の廊下で走っている僕に「おはようございます」と、メイド達や執事達の挨拶が何回も飛び交った。


が、全て無視した。


それぐらい一刻も早く雅に会わないといけなかったから。


リビングのドアをバンッと開ける。


「み、みみみやび!!」


恥ずかしさの余り、何回も噛んでいた。


「あれ?お嬢様。お早いですね。そんなに僕に会いたかったんですか?」


ははっと軽く笑う雅の目の前にスマホの画面を突き出す。


「こここここ、これはいっいいったい何よ!!」


顔が熱くなっていくのが自分でも感じ取れた。


「え?只の朝の挨拶ですが?」


ニコニコしながら答える雅に少しいらいらを感じる。


「ば、ばか!!」


僕はスマホの画面を下に下にスクロールしていって問題の文章を見せた。


「あぁ、それが何か?」


ニコニコとなにか問題でも?という感じで見てくる。


問題!?問題なんて大ありよ!ありすぎてありすぎて……


「何かじゃない……!!な、なな。僕の寝顔をみ、見た!!///」


「そりゃ、、見ますよー!見なきゃ損です!」


少し顔を赤く染めた雅。


な。なんであんたがそんな少女漫画みたいに頬を赤く染めるのよ!!


「み、みみみみやびのばかあぁぁぁあ!!///」



バチーンッ






春の少し暖かくなってきた朝に、痛々しい音が部屋中に響いたのだった。







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