天然ツンデレちゃんの日常
 ̄ ̄ ̄
「あ、その学園の制服は、お嬢様の部屋のロッカーに掛けていますので、ご着用くださいね。」


ニコッとスマイルで言う雅。


そんな雅を見て、何故こいつはいつもこうニコニコしているんだろうとしょーもないことを思っていた。


「あ、あぁ。ありが……」


バンーッ!


「おっはよ〜ん♪♪♪」


はあ……気やがったか。


「ミシェル、朝からそんな声出すんじゃない。」


ミシェルのとろこにツカツカ靴の音をさせながらすかさず怒鳴る雅。


「雅、貴方の声も十分でかいと思うけど。」


雅につっこむ。


「も、申し訳御座いません」


ペコッと一礼する。


「ぶっふふ〜!怒られてや〜んの!」


璃美は、そんな雅を見て馬鹿にする。


はあ……2人は会ったら何時も軒かなんだから。


そして、何故か……


「お前も謝れ!!」


「はぇ?なんで〜?私何もしてませーん」


そして、僕に後ろから抱きついてくる。


「わっっ!!」


「おま……!お嬢様に抱きついてうらやま……お嬢様に抱きついて汚らわしい!」


んっ?今、雅なんか言いかけたよね。


それも言いかけた言葉がすごい変態発言なような。


「あんたに言われる筋合いなんてないも〜ん」


「あ?俺はお嬢様のし・つ・じなの!」


「ん?ひつじ?え、お嬢様の羊!?」


「あぁぁぁぁ!?」


そう、何故か僕の取り合いがはじまる。


なんでいつもいつも会う度に僕を巻き込むかな。


こっちはいい迷惑だってのに。


はあ〜……


シエルとイージーなんて呆れ顔で自分の作業場に行っちゃうし!!作業場って行ってもキッチンだけども。


はあ……そろそろ怒ってもいいのかな。


いいよね。


いつもいつもこのパターン。


まだ言い合ってるし……


「まあ、あんたがかえっちの執事でも、かえっちのこのナイスバディの体は見たことないよね〜?」


そして、私の胸を服の上から触るミシェル。それに段々と頬を赤らめてく雅。


「い……」


「い?」


「い、いいい、いい加減にしろおおっっ!///」


ボカッボカッ


広い広い部屋の中には私の声だけが虚しく響いた。


そして、痛々しい音も。
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